武蔵境歯科ブライトクリニックのインプラントメール相談QA

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骨に穴をあけて痛くないですか?

インプラント治療についてご紹介、ご説明をしていると、よく患者さんから「骨に穴をあけるなんて、とても痛そう、怖い・・・」という声が聞かれます。
確かに、骨に穴があくところなんて、ちょっと想像してみただけでも、ものすごく痛そうな気がしますから、患者さんが、そんなふうにお考えになるのも無理はありません。
インプラントを埋める前には、充分な局所麻酔を行います。

それ故、顎(あご)の骨に穴をあける際には、まったく痛みはありません。
当院では患者さんに優しいオペをこころがけ、可能な限りの無痛治療を行っています。
麻酔の注射に関しても、ウトウトしていて、いつ針がささったのか分からないぐらいだった、ほんの少しの痛みがある程度だったとおっしゃる患者さんがほとんどです。

極力、患者さんが過度な恐怖心を感じることがないように、リラックスした状態で手術を受けていただけるように、心を砕いて治療にあたっています。
どうか、安心して治療に臨んでください。
(→どうしてもインプラントは怖いという方は、義歯内インプラントや接着ブリッジ法を用いた治療方法もございますのでご相談下さい。
患者さんひとりひとり、それぞれ症状は違いますから、その人に最も適した治療を行っていくのが医師の勤めだと心得ています。)

期間がかかるのですか?

インプラントの本数や埋める箇所、採用する治療法によっても差がありますが、上の歯は、6ヶ月以上。
下の歯は、3ヶ月以上かかるといわれています。
長崎の治療では、上の歯は3ヶ月以上、下の歯は2ヶ月以上です。すぐ、埋入することは、簡単にできます。
しかし、信頼を失わないよう綿密な治療計画を立てての治療をさせて頂いております。
手術の中には、抜歯即日インプラント埋入、さらに即日仮歯を入れるという方法もありますが、条件のいい場合はそれらが可能です。
一般的には歯周病の改善を見て、レントゲンでの確認もした後に、つまり基礎作りができたのを確認してから修復治療(インプラントを含む)に入ります。
治療は残存歯がたくさん残っている場合は、残存歯を残すことを優先に考えます。
歯が1本でもなくなると、なくなった歯が負担するはずだった「噛んだ時の力」が残存歯に余分にかかってくるため、残存歯の負担が大きくなります。
そのため、残存歯の保護のために早目にインプラントの治療を行います。
患者さんにより、個々の状態により、臨機応変に治療させていただきます。
当医院では、インプラント埋入手術には1~2時間程度のお時間をいただいています。安心・安全を最優先に考えて治療を行っているからです。

費用はどれくらいかかるのですか?

当医院では、特別の場合を除き、インプラント1本当たり、手術から最後に装着するかぶせ物(人工歯冠・目に見える部分)まで含めて、30万円~(税込)です。
この料金には、仮歯の費用も含まれています。また、前歯部が絡む場合は、治療方法により、10~30万円増しになります。 矯正・骨造成など特別な治療方法・材料が必要になるためです。 ただし、顎骨の吸収が著しい場合は、骨造成の料金がかかります。
入れ歯の場合、下顎は固定式なら200~250万円になります。
これらの治療費用はすべて、同一年度で200万円までは、医療費控除の対象になります。 従来の治療法は保険が使えるものが多いため、かなり安価で治療を受けることができます。そのため、インプラント治療は、ずいぶん高額だと思われることが多いようです。
しかし、何十万円もかけて作った総入れ歯がだんだん合わなくなって何度も作り直すことになる例は非常に多く、一方で、インプラントで治療した歯が10年以上も何不自由なく機能することを考えると、簡単に、「インプラントは高額だ」とは言えないはずです。

健康に対する価値観は、人によって違うかもしれませんが、健康な歯で美味しく食事ができることが、人生にどれほどの幸福をもたらしてくれるかを考えてみてください。毎日の食生活が関係していることなのです。
自分の健康ですから、自分自身で守ろうとする気持ちが大切なのではないでしょうか。 ともあれ、インプラントを埋め込む本数や、治療方法、義歯部分の作製にかかる費用など、症例によって異なりますので、歯科医師と事前によく相談し、充分に納得されてから治療を始めるようにしてください。

手術はどのようなものですか?腫れませんか?

インプラントの手術の際、よほどの特殊な場合を除いて入院する必要はありません。 レントゲンなどで綿密な診療を受けたのち、チタン製の小さなネジ状のインプラントを顎(あご)骨の中に埋め込みます。 手術は十分な局部麻酔のもとで行われ、ほとんど痛みを感じることはありません。
手術後2~3日は腫れたり、少々痛んだりすることもあるようですが、通常は、抜歯をしたときの痛みほどひどいものではありません。
2~3日したら、腫れもひいてきます。 処置時間はだいたい30分~120分位です。 ただし、麻酔がきれてからは傷口の痛みが全くないわけではありません。 インプラント埋入手術に伴う痛みの程度や不自由さは、歯を抜歯するときと同じくらいと考えてください。
顎骨を露出し、骨に穴をあけて、そこにインプラントを埋入したのち、歯肉を縫い合わせます。 やがてインプラントが周囲の骨と結合し、安定します。
その期間は、およそ2~6ヶ月ぐらいになりますが、顎骨の状態がよければインプラントの上に仮歯を入れておくことができます。
インプラントが骨と完全に結合するまでの間は、定期的に検診を行い、インプラントの状態をチェックします。 その後にヘッド部(アバットメント・支柱)を装着し、歯型を取ります。 約1週間後、かぶせ物(最終歯)を装着し、かみ合せを合わせます。
ピッタリ咬み合わせが合うまで数回来院していただき、 その後は、3ヶ月に一度の定期検診となります。

・定期検診ではインプラントや残っている歯を健康に保つために、噛み合せチェック、歯周病チェックなどを行います。
・顎骨がなく、骨造成(骨を作る)手術を行った場合、骨ができるまでに数ヶ月かかります。

治療後、外観上の問題はありませんか?

インプラント治療を行うことにより、治療後の噛む機能が著しく改善されると思います。
慣れるまでは多少違和感を感じることもありますが(一ヶ月くらい)、その期間を過ぎれば、自然の歯に匹敵する機能が得られます。
肉、りんご、たくあん、フランスパンなど自分自身の歯で食事をされていたときに食べることの出来たものは全て、以前のように食べることが可能です。

治療後は、以前の自分の歯と同じように噛むことが出来ますか?

人工歯冠は色や形状がかぎりなく天然歯に近く作られているので、外観上の問題はまったくと言っていいほどありません。
1本~数本埋入する場合も、他の歯に合わせて人工歯冠を選べますので、天然歯との違和感は生じません。
当院でオペを受けられた患者さんからも、ほぼ100%近く、ご期待に添う機能性、審美性を得られたと、満足していただいております。

具体的には、どんな治療法なのですか?

失われた歯の数、部位、インプラント(人工歯根)を埋め込む骨の部位の骨質、骨量により、治療法はさまざまな選択肢があります。
まずは、レントゲン写真、参考模型により欠損部位の状態、対合上下関係、さらに歯肉ラインの状態など、総合的に検討した上で治療計画が立てられます。 「二回法」と呼ばれる治療法では、一次手術として、顎(あご)の骨にインプラントを埋めた後、いったん歯肉を閉じます。

2ヶ月以上の治癒期間をおき、2次手術です。 歯肉を開いて人工の歯を取り付ける準備をします。 この状態で歯肉が治るまで数週間おきます。
そして、歯肉が治った時点で歯の型を取り、かぶせ物(人工歯冠)を作ります。 形や色は患者さんに合わせて作製し、インプラントに取り付け、かみ合せを合わせて完成となります。

インプラント治療には、1回の手術のみで可能な「1回法」と呼ばれる治療法もあります。
1回目の手術の際にインプラントの一部(人工の歯冠を装着する結合部)を顎骨の外に出しておきます。 ここに2ヶ月後、支柱(アバットメント)を装着するので、2回目の手術をしなくてすむという利点があります。
これが1回法といわれる由縁です。 「1回法」は頭出しの手術が必要ありませんので、1次手術の後、局部麻酔をして歯肉を切開する必要がなく、患者さんにとっては楽ですが、歯肉から露出しているため1次手術後に口腔清掃がうまくいかなかったり、何らかの圧がかかることにより、顎骨とインプラントの結合が阻害される可能性があります。

逆に「2回法」は1次手術後は歯肉に完全に覆われている状態ですので、頭出し手術が必要です。ただし、1回法と比べて顎骨とインプラントの結合を阻害される可能性は低いと考えます。
今日では、患者さんの要望から、日々研究が重ねられ、数週間で最終の歯を装着する「早期荷重」、さらには手術当日に噛めるようになる「即日荷重」などの治療法も行われるに至っています。
ただし、いずれの治療法も、すべての患者さんのすべての治療箇所に適用できる方法ではなく、個々のケースに合わせた綿密な治療計画が必要です。
※自分の歯は、毎日ほんの少しずつ変化しています。
インプラントのかぶせ物(人工歯冠)はほとんど変化しませんので、 全体的なアンバランスができることもあります。
そのため、定期的なチェックと噛み合せ調整が大切になります。

歯を残すためには、なぜインプラント治療が最適なのですか?

治療する際には、部分入れ歯のように歯に負担をかけたり、ブリッジのように健康な歯をたくさん削ったりしなければなりません。
このような治療では残っている大事な歯に負担をかけてしまいます。 一方、インプラントは、健康な歯にはいっさい負担をかけず、その代わりに、歯肉の中の骨(あごの骨)に負担をかける治療法です。
といっても、埋めるチタンという金属は、骨と強固に結合し、一体化する性質があるため、安定性に優れ、治療後は、ほとんど天然歯と変らない機能を取り戻すことができます。
よって、健康な歯と同じように硬いものが噛めるようになり、昔と同じように美味しく食事ができるようになります。

インプラントを入れた後、かみ合せを合わせることで、残った歯の負担を軽くし、口腔内も清潔に保ちやすいので、残った歯が長持ちします。
このことからも、インプラント治療の利点がご理解いただけるのではないでしょうか。 ※咬み合せのバランスと口腔内清掃は、”インプラント”と”残った歯”が長持ちする重要なポイントです。

歯を残すためには、なぜインプラント治療が最適なのですか?

ブリッジや入れ歯など、従来の治療法との違いは?歯を失ってしまった場合、以下の対処法が考えられますが、あなたなら、どの治療方法を選択しますか?
A  両隣の歯にバネをかけて部分入れ歯にする
B  両隣の歯を削ってブリッジにする
C  インプラント(人工歯根)にする
D  歯牙移植(親知らずなどの非機能歯がある場合)
E  何もしない

A.入れ歯(義歯)の長所
・比較的簡単に治療が受けられる。
・ブリッジのように健康な歯をたくさん削られなくてすむ。
・取り外しが出来るので清掃が簡単。
A.入れ歯(義歯)の短所
・噛み心地が悪い場合が多い。硬い食べ物が食べられない場合が多い。
・入れ歯に違和感を感じることがある。
・発音がうまくできない場合や、見た目も良くない。
・入れ歯の手入れが毎日必要。
・顎の骨がやせてくる。
・バネをかけている歯を失う可能性が大きい。
・取り外しが煩わしい。
・噛みあわせが変化しやすい→入れ歯の方は、義歯内インプラントを利用することで短所が大幅に改善されることがあります。一度ご相談下さい。

B.ブリッジの長所
・入れ歯と比較して、固定式なので違和感が少ない。
・入れ歯と比較して、自分の歯に近い感覚で噛める。
・費用をかければ、見た目の仕上がりもよくなる。
B.ブリッジの短所
・周囲の健康な歯をたくさん削る必要がある。
・削った歯がムシ歯や歯周病になる可能性が高くなる。
・支持として用いる歯には力学的に負担がかかる。
・歯の抜けた部分の骨が次第にやせていく場合がある。
・発音に課題が残る場合がある。→接着ブリッジ法を使用すると、歯をほとんど削らなくて済む場合もあります。一度ご相談下さい。

C.インプラントの長所
・違和感が全くなく、自分の歯と同じような感覚で噛むことができる。
(一度インプラントを経験すると、次の治療も、ブリッジや入れ歯ではなくまたインプラントにしたいという患者さんがほとんど)
・噛み合せをしっかり合わせれば、美人力UPにもなります。
・周りの歯を傷つけない、削らなくてすむ。
・見た目は自分の歯とほとんど同じようにきれいに仕上がる。
・インプラントが顎の骨に力を加えるので、顎の骨がやせるのを防ぐ。
C.インプラントの短所
・保険が適用されない。
・歯を抜くのと同じ程度の手術が必要。
・重度の糖尿病、ヘビースモーカーの方は、治療が制限される。
・あご骨の量が足りない方は、まず骨を作る手術が必要。
・特に歯肉の管理が大切になりますので、適切なケア
(ブラッシングなど)と定期的なチェック
(噛み合せ調整など)が必要。
※インプラントは魔法の歯ではありません。過度の期待は禁物です。

インプラント手術前の疑問点

一本だけ歯を失ったとき、複数の歯を失ったとき、まったく歯が残っていないとき、いずれの場合でも、インプラントによる治療は可能です。
手術部の骨に異常がなく、インプラント埋入手術の診査によって手術が可能であるとみなされれば、治療に適しているといえます。
ご高齢者の方でも、全身疾患などがなければ治療可能です。
ただし、次のような場合は、注意が必要です。

この他、医師との協調が得られないような、精神的に問題のある方には、治療することができない場合があります。
顎(あご)の骨が極端に吸収されてしまっている場合や、相対する歯との間にスペースが取れない場合、歯ぎしりが非常に強い場合も、治療が困難になります。
また、顎骨が固すぎる場合は、骨に穴があけにくく、インプラントがうまく結合しないことがまれにあります。
また、糖尿病や高血圧など慢性疾患のある場合、医師の指導のもとで安定した状態にコントロールされていれば大丈夫ですが、状態によってはオペができないこともありますので、症状を詳しく説明して、ご相談ください。
肝臓疾患、心臓疾患、血液疾患、また、頭蓋、顎骨部に放射線照射治療の既往のある方も同様です。

禁煙しなければいけませんか?

インプラントの手術や、歯周病の手術を数多くこなしているドクターならよくわかっているはずですが、喫煙している患者さんの治療の経過は、思わしくないのです。
当院では、インプラントの手術をする際には、どんなにヘビースモーカーの人にも 、最低でも、術前、術後の1ヶ月は禁煙していただくように指導しています。
できれば、術前後は2ヶ月くらいタバコを我慢していただけると、経過がずいぶん違ってきます。喫煙していると、どうしても傷の治りが悪くなり、オペの成功率も下がってしまいます。また、術後に痛みが続く場合もみられます。
ニコチンの血管収縮作用のために、血流が阻害され、さらに、唾液の分泌も抑制されてしまうためです。
本当に治したい、長持ちしてもらいたいと思っているドクターは禁煙指導を行っています。

治療中は歯がないままですか?

基本的にはないままですが、患者さんの要望で仮の歯(仮歯・かりば)を装着することが可能です。
仮歯をつけることが出来る時期は、手術当日に装着することも可能ですが、インプラントを埋入した場所に過度の刺激を加えることになるため、抜糸後、歯肉がしっかりしてから装着した方がいいと思われます。
また、入れ歯をご利用されていた場合は、入れ歯に手を加えて仮歯にすることができます。
ただ、あくまで「仮の歯」ですので、インプラントが骨とくっつくまでは過重な負担をかけないように注意する必要があります。

骨造成手術(骨の再生治療)は痛くないですか?

骨造成手術(補助手術)は、インプラント埋入手術と同じく麻酔をしてから治療をしますので、痛みを感じることはほとんどありません。 一般的にインプラント埋入手術と同様、抜歯する時ほどの痛みはありません。

インプラントは通常、どれくらいもつのですか?

「インプラントは一生もつ」などと説明している歯科医がいたら、まず、疑ってかかってください。
患者さんによっては、また、条件によって、多種多様だからです。
インプラント自体は、チタン製でたいへん丈夫なものですから、何か特別の問題が起こらないかぎり、半永久的にもつと思います。
インプラントがダメになる主な原因は「無理な設計や残存する歯の本数、噛み合せ」「口腔内の汚れ」などです。
前者については、ご自身の歯が何本か残っていてインプラントを入れた場合、天然歯(残っている歯)の寿命によってインプラントの寿命が大きく左右されます。
インプラントご自身の歯が歯周病で動揺したり、抜けたまま放っておくと、インプラントに負担が集中するため、ついにはインプラントもぐらぐらしてくることがあります。
もちろん、ご自身の歯が抜けてしまった部分にインプラントを追加するなどの適切な治療を行えば、先に入れたインプラントも機能を保つことが出来ます。

また、噛み合わせは常に一定ではないので、残っている歯に負担をかけないように調整が必要になります。
ある程度長い期間ずっと使用していけるものですが、そのためには定期的なメンテナンスが必ず必要となります。

インプラント後者の方は、天然歯を含め、インプラントを長持ちさせるために、毎日しっかりと、しかし力を入れすぎないように歯のお手入れをする習慣をつけることが大切です。
また、定期検診をきちんと受け、噛み合せのチェックとお手入れの確認をしてもらうようにしてください。
インプラントは金属ですから、当然、痛みを感じる神経はありません。
細菌が感染したり、歯肉が炎症をおこしたりしてしまったあとでは、手遅れになってしまうこともあります。

天然歯の虫歯予防をするのと同じように、口の中を清潔に保つこと、特に定期的な噛み合せの検査を受けることは、インプラントを長持ちさせるためにたいへん重要なことです。
定期検診は、きちんと歯みがきができているか、噛み合せはうまくいっているかなどをチェックするもので、けっして大掛かりなものではありません。
1965年に初めて埋め込まれたチタン製のインプラントが、現在も義歯を支える働きをしていることからも、噛み合せ、及び口腔衛生状態が良好であれば、長期間にわたって良好に機能することが期待できます。

もしもインプラントが壊れたら?

インプラントの治療は、術前にレントゲン撮影など充分な診査を行って、綿密な治療計画を立て、その部位に最も適した材料で行います。
簡単に壊れるようなことはありません。
万が一、インプラントが壊れたとしても、作り直しは可能です。
また、上部構造物(目に見える白い歯の部分)は、非常に丈夫です。
ただ、ご自身の歯でもかけてしまうような硬い物を噛んでしまったときなど、まれに破損することもあるようです。この場合には歯型を取り、作り直しになります。

術後の注意点や、普段のお手入れは?

インプラントの手術では、よほど特殊な場合を除いて、入院の必要はありません。
れでも、術後2~3日間は、できるだけ安静に過ごしてください。
術後、歯茎が腫れている2~3日間は、少し食事がしづらくなるかもしれません。
食事は硬いものを避け、スープなどの流動食や、栄養バランスの整った柔らかいものを摂るようにしてください。
翌日、翌々日には、おかゆ、雑炊、うどん、そば、などを召し上がってもよいでしょう。

手術の当日から翌日にかけては、強くうがいすることは避けてください。
手術した所の歯みがきも、手術当日はしないでください。
唾に混じって、多少出血することがありますが、問題ありません。

また、インプラントはチタン製で神経がありませんので、感染が起こっても、痛みなどの自覚がありません。
放っておくと、手遅れになってしまうことがありますので、必ず歯科医師の指示に従って、定期的に検診を受けてください。
検診は、インプラントの手術をした歯科医院で行うのがよいでしょう。
当院では、人工歯冠(最終歯・上部構造)の治療終了後、2~3ヶ月に1回、1年に最低4回はメンテナンスに通ってもらい、定期検診とクリーニングを徹底して行っています。

もしも失敗した場合はどうなるのですか?

インプラント治療の成功率は、残念ながら100%ではありませんが、手術前の診断~治療計画をきちんと行っていれば、滅多に失敗がおこることはありません。

失敗がおこるのは、インプラント埋入手術から人工歯冠(最終歯・上部構造)制作までの間と、上部構造装着後の2通りが考えられます。
また、その原因は、治療をする側(歯科医)と治療を受ける側(患者さん)のそれぞれに考えられます。

インプラント埋入後、骨結合しなかった場合は、そのインプラントを外さなければなりません。が、早期に処置を行えば、骨を失うこともなく、再度インプラントを埋入することが可能です。
インプラント周囲の炎症も、早期に適切な処置を行えば改善できます。

また、動揺もなく、痛みや腫れがないからといって、定期検診をおろそかにしてはいけません。
正しくお手入れができているか、骨の吸収が起こっていないか、噛み合せがズレていないかなどをチェックする必要があります。

あってはならないことですが、歯科医の診断力不足、技術の未熟さに失敗の原因がある場合が考えられます。
歯周病の治療が見過ごされたままでインプラント手術にとりかかったり、営利主義に走って、患者さんとのコミュニケーションをおろそかにしたり。こんな理由で治療がスムーズに行かない場合は、すべて歯科医の責任です。

一方で、術後に患者さん自身がお手入れを怠って、治療が失敗に終わってしまうこともあります。
正しいお手入れを行い、定期検診を受けていただくことはもちろん、禁煙、または喫煙量を減らすといった歯科医との約束事項をきちんと守っていただくのが原則となります。
当院では、ほとんど数例しかないことですが、万が一、術後の経過が思わしくない場合は、再度インプラントの埋入手術をやり直します。当然無料です。

歯医者選びのコツって何かありますか?

患者さんご自身の目で歯科医院を選ぶときに、ぜひ目安にしていただきたいのは、その歯科医師が、勉強会・学会などに参加しているか(注:歯科医師会のことではありません)どうかということです。

そうした研究会で勉強を続けている医師は、きちんとしたX線写真やお口の中の写真(口腔内写真)を撮影して、患者さんの経過観察を行っているはずです。 歯を長持ちさせることに誇りを持っているのです。
また、歯周病の予防と噛み合わせのチェックを行っている歯科医院を探してください。特に、40~50歳代以降の方には、強くお奨めします。
避けるべきは、初診からすぐ、または1~2週間で、高価な入れ歯(義歯)を入れようとする歯科医です。
とりわけ、詳細にX線写真を撮らないまま、治療を先に進めようとする歯科医は、絶対に信用しないのが賢明です。 さらに付け加えるなら、ブラッシング指導、その他の歯のお手入れ、予防に時間を割いているかどうかもポイントです。
それにより、インプラント治療のアフターケアが万全となり、また、残っている歯を健康に保つことができるのです。
禁煙指導を行っていることは、もう、言うまでもないでしょう。
以上のことを参考にして、歯科医を見極める目、良心的な歯科医を選別する目を養い、安心して治療を受けられる歯科医院を探してください。どうか、良い歯科医と出会ってください。みなさんが、良い運と縁に恵まれますように

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