人気のインプラント治療

分かりやすく絵で解説

インプラントは入れ歯やブリッジと違うの？

Q．インプラントの作り方と治療期間

インプラントについて少し専門的に解説

（１）　インプラントは、チタンという金属でできた人工の歯の根っこ（人工歯根/人工臓器）です。 インプラント本体が「歯の足」になります。人工臓器の中では、もっとも完成度の高いものの一つといわれています。

（２）　インプラント治療とは、人工歯根（人工臓器）の移植治療となります。 骨を削る外科手術が必要です。

ベテラン歯科医のワンポイントアドバイス

Q.歯医者さんで「あなたは骨がないからインプラントできない」と言われたら、インプラント治療は諦めるしかないのですか？

A.歯周病などで「骨」がなくなっている場合、インプラントを入れる土台がないためインプラント手術ができません。 その場合、骨造成（骨を作る手術）という補助手術があります。
骨になる材料を入れ、骨を作ります。
骨ができるまで数ヶ月かかりますが、しっかりとした土台ができます。
その後、インプラント手術をおこないます。

※「骨を作る手術」と「インプラントを入れる手術」を同時に行う方法もあります。
※「骨を作る手術」は、上の絵で例えると、「種（インプラント）を植える土（骨）がない」ので、土を足したり、肥料をやるイメージになります。

Q.インプラントと入れ歯とブリッジの１番大きな違いは？

A.入れ歯とブリッジは、歯の”足”がありませんが、インプラントには、歯の”足”があります。

・入れ歯とブリッジは、歯の”足”がありません。
入れ歯とブリッジは、歯の”足”がないため、１人で立てません。
入れ歯とブリッジは、「支え」が必要です。他の歯に頼るため、「隣りの歯」に負担がかかることになります。

・インプラントには、歯の”足”があります。
インプラントは、歯の”足”があるので、１人で立てます。
インプラントは「隣りの歯」に負担かけることなく、自分の歯と同じように使うことができます。

Q.インプラントの骨造成（骨を作る手術）とはなんですか？

A.骨が少なくなっているところに、骨を足す手術です。
・今は良いものがあり、骨を作りやすくなってきています。 骨を作る治療方法はいろいろあります。
治療技術（テクニック）が必要で、歯科医師側が相当努力しないといけない場合もあります。 ・骨ができるまで、通常２～３ヶ月かかります。 ほとんど骨がない人でも可能です （１年くらいかかるケースもあります）。

Q.インプラントが１番良い治療法なのですか？

A.患者さんは、様々な事情や考えがございます。
例えば、
「お金」だと、経済状況　（貯金・ボーナス・ローン　など）
「時間」だと、家庭や仕事の状況　（赤ちゃんがいる・仕事が忙しい　など）
「お口」だと、口内環境　　（虫歯や歯肉炎・噛む力が強い・噛み合せが悪い・顎のゆがみ　など）
「全身」だと、お体の状態　（糖尿病・骨格のゆがみ・肩こり・金属アレルギー　など）
他には、
歯や治療に対する考え　（痛いのは嫌・入れ歯は嫌・歯は白くないと・・歯を削りたくない　・歯をできるだけ長持ちさせたい　など）があります。
ですから、インプラント治療が最適な治療とは限りません。
よくよく歯科医師に相談し、ご自分にあった治療法を選択されると良いと思います。

インプラント治療期間の目安はどれくらいになりますか？

A.インプラントを入れて固定するのを待つ「安静期間」は、だいたい１．５～４ヶ月以上です。
その後、歯型を取り、約一週間後に白い歯が入ります。

できるだけ早くインプラントがしっかり固定されるように工夫をしていますので、一般的に言われている期間より１ヶ月ほど早いようです。
インプラントを入れて待っている間、必要であれば仮歯を作成します。 お口の条件のいい場合は、「抜歯をし、その日のうちにインプラント入れ、さらに仮歯を入れるという方法」が可能です。
骨造成（骨を作る手術）の治療期間は、個人差がありますが、だいたい数ヶ月必要となります。

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