武蔵境歯科ブライトクリニックの予防歯科

Emergency歯が緊急事態!

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歯が緊急事態!Emergency

歯医者に行く前に

自分の噛む力で歯が壊れる?

歯ブラシを強く使いすぎている?

“噛み合わせ”ってそういう事だったのか。歯医者に行く前に知っておきたい、歯が駄目になる理由。

自分の噛む力で、歯を壊してしまう

「噛み合わせ」(噛み合う歯の位置)が悪く、歯と歯が異常にぶつかると「自分の噛む力」で歯を壊したり、歯の周囲の骨が壊れたり、歯が動いたりします。
歯が動くと出っ歯になったり、すきっ歯になったりします。
また噛み合わせが悪いと、普段、普通に生活していてもひょっとした調子で、下顎(下のアゴ)をズラして噛んでしまったり、横を向いたひょうしに歯をぶつけてしまったりして、歯の周囲組織や歯そのものを痛めてしまうことがあります。
このように噛み合わせが悪いと、歯の寿命が短くなってしまいます。

ちょっとでも噛み合わせがズレると、あっという間に歯が割れて歯を抜かなくてはならなくなることもあります。
噛む力は、体の中で一番強い力を生み出します。
奥歯は、体重の3倍くらいの力が歯にかかることがあります。
縦噛みだと、大丈夫ですが、横噛みや斜め噛みだと、もっと負荷がかかります。
自分の噛む力で歯が壊れることがないよう、歯科治療には、噛む力のバランスをとる「かみ合わせ治療」が必要です。
「噛み合わせを合わせる」というのは、ちょうどいいバランスにするという事です。
無駄な歯の当たりをなくし、バランスをよくすることで、歯の寿命を延ばすことができます。

「噛み合わせ治療」というのは、一般的には上の歯と下の歯が、しっかりと噛み合っている状態の調整のことだと思われれています。これは噛み合わせ治療の「最後」に考えなければならないことです。
もっと大切なのは、上の歯と下の歯が噛み合う前に<異常にぶつかってしまう歯>の存在、<変に歯と歯がひっかかってしまう歯>の存在の調整が絶対に大切なのです。
変に歯がひっかかってしまうと痛みを伴うので、反射的に下顎(下のアゴ)をズラして噛もうとします。
この行為が大変クセモノで、横噛み、斜め噛み、コスリ噛みを引き起こします。
それによって歯の周囲の組織を傷め、歯の位置を変えたりします。
その結果、歯と歯の間に食片が入るようになったり、歯周症(歯周病/歯槽膿漏)を引き起こしたりします。
ひどい時は、歯が折れる(破折/はせつ)原因になったりします。

PMTC

PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)は、専用の機器を使い徹底的に歯石や歯垢、汚れ、着色などを落としていく治療です。
保険適用外なので、自由診療となります。
本院では、EMS社のエアフロー プロフィラキシス マスターを使い、GBT(誘導的バイオフィルム療法)をオススメしております。
PMTCの一種ではありますが、研磨により歯を磨いていくのではなく、エアフローを使い、汚れや歯垢、軽度の歯石も除去していきます。
これにより歯面のエナメル質に研磨による傷をつけることなく、歯面がつるつるになり、バイオフィルムの付着しにくい状態にします。
最後に、高濃度フッ素を塗布し、汚れの付着を軽減し、歯質を強化して、再石灰化を促します。

歯ブラシを強く使いすぎて、歯が駄目になる

一生懸命に歯を磨きすぎて、歯肉を痛めている方がいらっしゃいます。
日本人の9割以上の方は、強く力を入れすぎでしょうか。
強く磨き過ぎると、歯と歯の周囲の歯肉(歯肉縁下)の中に、歯石ができやすくなったり、ばい菌を押し込んで、歯周症(歯周病/歯槽膿漏)になりやすいです。

歯周症(歯周病/歯槽膿漏)になると、歯が抜けてしまいます。
現代で歯を悪くしている原因の1つは、歯ブラシの磨き方とだと思います。
例えば、歯が少しグラグラしてくると、歯と歯の周囲の骨の間の隙間が大きくなっています。
そこに歯ブラシを強くゴシゴシすると、隙間ができているのでシミます。
(歯と歯肉が接している所(歯頚部)は、歯の中の痛みを感じる神経がすぐ近くにあるので、歯肉が歯ブラシによってケズられるとすぐにしみてきます。)

これを虫歯と思ってしまい、虫歯を治そうと、より一層強く歯ブラシでブラッシングします。
そうすると、より深くバイキンを押し込むことになるので、自分で歯周症(歯周病/歯槽膿漏)を作ってしまいます。
特にブラッシングが強すぎて歯肉を非常に悪化させるのは、歯の周囲が炎症を起こし、ズキンズキンと脈動するように痛み、腫れようとしている時です。

この時期には絶対安静にしなければいけません。腫れ始めたら、ブラッシング等はその部分だけはしてはいけません。
すぐに歯科医院へ行かれますように。
もしも、腫れている所を歯ブラシ等で刺激をすれば、した分だけ大きく腫れ上がり、骨が吸収して元に戻らなくなります。

姿勢と日常の癖

歯と歯は、まっすぐ垂直に噛むことが大切です。
そのためには、噛み合わせを合わせるのはもちろんですが、生活習慣(癖)である「噛む癖」や「姿勢の癖」を正していくのが、大切です。
ちょっと顔をかしげて食事をするだけで、斜め噛みになります。歯の位置も変わります。

100~500グラムの力で歯は動きます。
歯の矯正装置は、この力で歯を動かし矯正しています。
つまり、ほおづえをついているだけでも、歯は動いてしまいます。
癖(生活習慣)には、歯が悪くなっていく癖と良くなっていく癖(補正)があります。
患者様にご自分の歯をできるだけ長く使って頂くためには、その方特有の悪い癖を教え、良い癖を身につけて頂く事が大切になります。
立体的に、噛み方の癖を指摘して正すと、歯がその人にとってバランスのとれた位置に変わってきます。

全身の健康の状態

全身の病気の問題、薬の問題等、他の医科の先生と相談しなければならない患者様もいらっしゃると思います。
そういう患者様は色々と考えて差し上げなければならない、特殊な事情が多いので、個々の患者様とよく話し合って治療を進めたいと思います。
ここでは、特に糖尿病の人をピックアップしてみます。
糖尿病で歯が悪い人は、歯ブラシで強くブラッシングしますと1~2年でひどくなりやすく、すぐに末期症状になります。
どうぞご自分の健康のために、糖尿病と歯槽膿漏(歯周症/歯周病)に気をつけてください。

以上が、歯が駄目になる4つの理由の説明です。

患者様のためになる治療

・患者さんのためには、どうすればいいか。
・作った歯が、壊れないようにするにはどうしたらいいか。
をずっと考えて治療してきました。

できるだけ作りなおさなくてすむようにするにはどうすればいいのか。
せっかく自由診療で作ったのだから、10年以上、できれば30年保つように工夫した治療が患者様のためになると思っています。
40年以上 歯科治療をしていますが、長崎の治療が長持ちする理由は、治療の段階で、歯の「悪い癖」をとって差し上げて、新しく「良い癖」を作っているからです。
長崎の治療は、できるだけ実感が伴う治療を心がけています。
「歯科医院に一回行けば、どこか良くなるな。」「行けば行くほど良くなるな。」といった実感を得られる治療です。

たとえば、「痛みがなくなった」「噛みやすくなった」などです。
歯の痛みや違和感以外では、「顔の形のバランスが取れてきた」「顔がスッキリ細めになった」や「肩こりが軽くなった」「頭痛がなくなった」などの”不定愁訴(ふていしゅうそ)が減った”と言っていただける事が多いです。

※不定愁訴(ふていしゅうそ)
全身いたる所にでてくる違和感。さまざまな不快な症状。医者が検査しても問題ないと診断される事もある。肩こり、頭痛などの、何となく体調が悪いという自覚症状もある。

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